濾過(ろ過)・フィルター、蒸留装置、VOC対策、プラント製造の日本化学機械製造株式会社のアンモニア処理システム活用例(ガス化分解)です。
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我が国では、水質汚濁防止法の排出基準に窒素を追加する省令が平成16年4月より実施され、早急な対応が望まれています。当社では、排水の窒素規制対策の解決方式を種々提案いたします。優れた性能と実績を持つストリッピング塔と、アンモニア処理触媒を用いた触媒脱臭技術を融合させたシステムをご紹介します。
アンモニア排水処理設備
排水ガス化分解システム(ストリッピング+触媒式脱臭)
本設備は、半導体製造プロセスより排出されるアンモニア排水からアンモニアを分離、除去することを目的としたアンモニア処理設備です。排水中のアンモニアは、ストリッピング塔(放散塔)によりppmオーダーまで除去され、分離したアンモニアはアンモニアガスとして触媒式脱臭装置に送られ、二酸化炭素と窒素に分解されます。納入先の工場では従来アンモニア排水を産廃として処理しておりましたが、本設備導入により処理水は全て再利用されております。
設計仕様 | |
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運転方法 | 24時間連続無人運転 |
原水処理量 | 2.5m3/H |
原水組成 | 4,900mg/L |
処理水水質 | 80ppm |
使用蒸気量 | 350kg/H |
装置仕様 | |
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ストリッピング塔(放散塔) | 充填塔 φ500×5,980H |
分縮器 | 伝熱面積 10m² |
高性能充填物を使用することにより、低い充填高さで充分な能力を発揮することが可能です。冷却水には中温チラーユニットを利用し、無駄な排水が一切出ない設計となっております。運転は全て自動シーケンスにより制御され運転停止のボタン操作以外は完全な無人運転となっております。またポンプおよび計装回路等の二重化により、異常時には自動で予備側に切り替えが行われます。
アンモニア分解式一例
4NH3+3O2→2N2+6H2O+反応熱
触媒により分解し排ガス規制に対応します
アンモニアガスとして回収し再利用できます
再利用可能なアンモニア水が回収できます
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