濾過(ろ過)・フィルター、蒸留装置、VOC対策、プラント製造の日本化学機械製造株式会社のアンモニア処理システム活用例(アンモニア水回収)です。
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我が国では、水質汚濁防止法の排出基準に窒素を追加する省令が平成16年4月より実施され、早急な対応が望まれています。当社では、排水の窒素規制対策の解決方式を種々提案いたします。
優れた性能と実績を持つストリッピング塔と、吸収塔を組み合わせて、アンモニア水として回収するシステムをご紹介します。
アンモニア排水処理設備
アンモニア水回収システム(ストリッピング+吸収塔)
本設備は、アンモニウム塩水溶液排水からアンモニアを分離、回収することを目的としたアンモニア処理設備です。
運転は全て自動シーケンスにより制御され、運転停止のボタン操作以外は完全な無人運転となっております。
アンモニア回収設備の原理
本設備は大きく分けて以下の三つのセクションに分けることができます。
1)反応部
原液がアンモニウム塩水溶液(ex.塩化アンモニウム)の場合、原液と苛性ソーダをラインミキサーで混合・反応させ、アンモニウム塩をアンモニア+食塩+水に分解させます。
反応式 : NH4Cl+NaOH→NH3+NaCl+H2O
2)放散部(ストリッピング部)
分解したアンモニアと食塩を含んだ水溶液をストリッピング塔(放散塔)に供給し、塔底にスチームを吹き込むことにより、塔頂からは高濃度のアンモニアベーパーを抜き出し、塔底からは低濃度のアンモニア性窒素(10ppm以下まで可能)と食塩を含んだ水を排水します。
3)吸収部
ストリッピング塔塔頂から抜き出した高濃度のアンモニアベーパーは吸収塔で水に吸収させてアンモニア水とします。
吸収塔の塔頂からは注加水を入れて回収アンモニア水の濃度を調整します。
アンモニアベーパーは吸収塔で完全に凝縮・吸収されるため、塔頂からのアンモニアの排出は殆どありません。
触媒により分解し排ガス規制に対応します
アンモニアガスとして回収し再利用できます
触媒により分解し排水、排ガス規制に対応します
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