VOC対策・アンモニア処理

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触媒式脱臭装置 詳細

触媒式脱臭装置近年、環境問題が、様々な分野で取り上げられ、大気汚染防止法、悪臭防止法等の規制が次々と実施されてきています。更に平成18年4月1日より、改正大気汚染防止法におけるVOC(揮発性有機化合物)排出抑制制度の排出規制が開始され、悪臭対策は避けて通れなくなってまいりました。当社では、環境に配慮される皆様のご要望を受け、省資源、省エネルギーな脱臭方法をご提案いたします。

当社の触媒式脱臭は、触媒を用いて悪臭物質を、約150℃〜350℃の比較的低温下で、酸化分解し無臭化する方法です。直接燃焼法(700℃〜800℃という高温を要する)に比べ、燃料の消費量が少なく(約1/3)、ランニングコストの大幅な削減が可能です。更に、低温で処理するために、窒素酸化物(NOx)の発生を抑制することが可能です。
また、活性炭吸着では脱臭効果の低いアンモニア臭、腐敗臭、発酵臭やVOCを、触媒式脱臭法では完全に酸化分解することができます。

触媒式脱臭装置フロー概要

臭気ガスを加熱器により、分解に必要な温度(約150℃〜350℃)まで加熱します。加熱された臭気ガスは、触媒反応層に入り、触媒と接触することによって酸化反応が行われ、分解脱臭されます。浄化されたガスは、廃熱回収器を通り(廃ガスの熱を回収し、臭気ガスの予熱に利用)、大気に放出されます。

臭気ガス中に触媒を劣化させる不純物が含有する場合には、前段に前処理層を設置します。また、粉塵が混入している場合には、ブロワーの故障や触媒劣化を防止するために集塵フィルターを設置します。

触媒酸化分解反応の仕組み 分解式一例

  • 炭化水素系・VOCの一部
    CmHn+(m+1/4n)O2→mCO2+2nH2O+反応熱
  • アンモニア
    4NH3+3O2→2N2+6H2O+反応熱

触媒式脱臭装置フロー

触媒式脱臭装置の特長

  • VOCを完全に酸化分解できます
  • 廃ガス中の熱エネルギーを有効利用可能です
  • 酸化触媒は、再生・回収でき経済的です
  • 他方式に比べ装置がコンパクトです
  • 電気、都市ガス、LPG、灯油または蒸気等の加熱源の選択肢があります
  • 全自動運転が可能です
各種触媒写真

[各種触媒写真]
Ptハニカム触媒(写真上)
Ptアルミナ球触媒(写真下)

触媒式脱臭装置の適性

触媒の性能を劣化させる触媒毒を含まない可燃性の臭気成分

触媒毒一例

有機シリコン化合物、有機リン化合物、硫黄化合物、重金属、タール、ダスト、ミスト
ハロゲン化合物(塩素系、臭素系、ヨウ素系、フッ素系)
有機金属化合物(水銀、錫、亜鉛、ヒ素、鉛 など)

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